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組手の稽古

組手とは

組手は、基本と形で習得した攻防の技を二人相対して実地にあてはめて行うものです。
相手と相対しても基本・形の稽古で鍛えられた技が乱れることがないよう「技を極める」
ことが大切になります。

また組手においては、相手に当たる寸前を目標として技を極めることとしております。
そのために、意のままに心身を制御する高度な「極め技」を獲得しなければなりませんので、
繰り返し「極める」稽古を行うことで自己制御能力を高めていくことが重要視されます。

組手の種類

形同様に、初心者から段階を踏んで学びます

基本組手
(五本組手
 三本組手
 基本一本組手)
初歩的な組手で、両者一定の間合いをとって構え、あらかじめ攻撃目標を定めて、
攻撃・防御を交互に行います。正確な突き・蹴りと受けの習得と鍛錬、正しい運足
および受けた体勢によっての適正な技の使い方の習得を目的とします。

五本組手:上段追突き・上段揚げ受け → 中段追突き・中段外受け

基本一本組手:上段追突き → 中段追突き → 中段前蹴り → 上段回し蹴り → 中段横蹴り

自由一本組手 自由な間合いであらかじめ攻撃目標を定めて技の攻防を行います。
攻防の方法や技をかける間合いとタイミング、呼吸、体捌き、受け極め一呼吸等を習得の
目的とします。
自由組手 柔道の乱取りに相当するものであり、なんら申し合わせをせず、ただ突き・打ち・蹴りなどの
攻め技を目標で極めることと、若干の禁止手があるだけで、その他はすべて自由で実践と
何ら変わらないものです。
攻防のかけひき、攻撃から防御、防御から攻撃の転化の妙の自得等の習得を目的とします。